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随時報告(平成19年) | 国会及び内閣に対する報告(随時報告) | 検査結果 | 会計検査院 Board of Audit of Japan

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Academic year: 2018

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全文

(1)

国土交通省において、地方公共団体における国土交通省所管

の国庫補助事業について、談合等があった場合の違約金等に

係る国庫補助金相当額の国への返還に係る取扱いを定め、周

知徹底を図るよう改善させたものについての報告書(要旨)

(2)

- 1 -事態の概要

国土交通省所管の国庫補助事業の事業主体である地方公共団体では、談合等があった 場合に、これにより生じた損害の回復を容易にするなどのため、契約書等に、受注者は 契約額の一定割合を違約金として支払わなければならないとする条項(以下「違約金条

。 、

項」という )をあらかじめ規定し、受注者に違約金を請求し収納してきている。また 契約書等に規定がない場合でも、損害額の調査を行って、受注者に損害金の請求を行っ ているものもある(以下、違約金と損害金を合わせて「違約金等」という。)。

そして、同省所管の国庫補助事業において、事業主体が違約金等を収納した場合、当 該国庫補助事業の実施に要した費用は、収納した違約金等の額に相当する分が減少する ことから、交付を受けた国庫補助金は過大に交付されていることとなる。

国庫補助事業については、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律(昭和30 年法律第179号)において、各省各庁の長は、その所掌の補助金等に係る予算の執行に当 たっては、補助金等が国民から徴収された税金その他の貴重な財源でまかなわれるもの であることに特に留意し、補助金等が公正かつ効率的に使用されるように努めなければ ならないとされている。

また補助事業者等も、補助金等が貴重な財源でまかなわれるものであることに留意し、 法令の定め及び補助金等の交付の目的に従って誠実に国庫補助事業を行うように努めな ければならないとされている。

以上のことから、国庫補助事業の事業主体においては、違約金等について、違約金条 項に基づく違約金の請求を行ったり、損害金の調査、算定及び請求を行ったりして、談 合等によって被った損害を回復し、これを速やかに収納し、これに係る国庫補助金相当 額を国へ返還する要がある。

検査の結果

(3)

- 2

-起訴されたりしていて、19年3月末時点において、受注者等の談合等の事実が確定してい る計1, 859工事等、契約額計720億4985万余円(国庫補助金相当額336億1073万余円)を検 査の対象とした。

そしてこれらについて、違約金等に係る国庫補助金相当額の国への返還状況などにつ いて会計実地検査を実施したところ、16府県における23事業主体の計1, 314工事等、契約 額計560億3926万余円(国庫補助金相当額262億1722万余円)において、次のような事態 が見受けられた。

ア 違約金等は収納されているが、これに係る国庫補助金相当額の国への返還 が行われていないもの

16事業主体 計925工事等 違約金等収納済額計18億7847万余円 (これに係る未返還分の国庫補助金相当額8億3156万余円) イ 違約金等の請求を行っていないもの

7事業主体 計389工事等 契約額計171億6082万余円 (これに係る国庫補助金相当額81億3838万余円)

以上のように、違約金等が収納されているのに、これに係る国庫補助金相当額を国へ 返還していなかったり、違約金条項などに基づく損害の回復を図っておらず、国庫補助 金相当額の国への返還も行っていなかったりしている事態は適切とは認められず、改善 の必要があると認められた。

このような事態が生じていたのは、事業主体である地方公共団体において、収納した 違約金等については、結果として国庫補助金が過大に交付された事態になっていること についての認識及び国庫補助事業について談合等の事実が確定するなどした場合には、 その損害の回復に努めることがより一層求められているのに、このことについての認識 が十分でなかったこと、また、国土交通省において、違約金等に係る国庫補助金相当額 の返還等の取扱いについて定めがなかったことなどによると認められた。

当局が講じた改善の処置

(4)

- 3

参照

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